「どんなときもWifi」を無理やり有線化してみた

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以下の記事でも書きましたが、
どんなときもWifiには6台の同時接続制限があります。

これを無理やり取り払ってしまおうという記事です。

2019年8月24日追記

どうやら、一部のWifi中継器を使用しても、同様のことができるようです。
ただ、できない機器も多いようなので、試す場合は調べてみるのも良いでしょう。
一から全部揃える場合は、こちらのほうが安くできると思われます。

私のやり方は、要件さえ満たしていればだいたい再現できるであろう点が強みなので、汎用性が高い点が利点と言えます。
もし、家に使っていない昔のルーターが転がっているなら、費用的にも十分対抗できるでしょう。

目的

はじめに、改めて目的を整理しておきます。

「有線化」と聞いて、
「ピコーン!レイテンシ軽減!!」やら、「よっしゃ!回線安定化!!」とか、「ミコ―ン!悪霊退散!」とか
思ってしまった人はお帰り下さい。(・・・いや、最後の人だけは平気かな…。)

今回の手順は、レイテンシをむしろ増やしますし、回線安定性は理論上は下がります。

ただし、今回の手順を踏むことで、「どんなときもWifi」を使って下記が実現できるようになります。

  • 有線機器の接続(NASNEなど)
  • 同時接続数6台以上の接続
  • 接続機器の電波強度の改善

(2019/9/7追記)

有線化時の通信速度検証をしたところ、私の環境下では速度が向上しました。
すべての環境で向上するとは言い切れませんが、こちらの記事を御覧ください。

本来は、スピードテストをするだけ記事のつもりだったのですが・・・

有線化の仕組みについて

「どんなときもWifi」に機器をどんどん無線で接続していった場合、6台までは通常通り繋がりますが、7台目がどうしても繋がらないことになります。

これは、どんなときもWifiのルーターが、6台分までしか機器を覚えられない為です。

Nスイッチ君
Nスイッチ君

7台目のスイッチです。
Wifi下さい!

どんなときもWifi君
どんなときもWifi君

1、2、3・・・6。
え? 7って何? 1~6のどの数字が7に当たるの?

実際の性能は別にして、省電力性能やモバイルWifiとしての必要な性能の割り切りとしてこのような制限にしているのだと思われます。

さて、この制限ですがWifiの確立した接続で数えているはずです。
つまり、無線回線を束ねて、代表して「どんなときもWifi」に接続してくれる機器があればよいのです。

さて、そんな機能を求めてネットを巡回していたところ、こんな情報を入手しました。

つまり、無線ルーターの「子機モード」を使えばどんなときもWifiを一旦有線化できます。
すると、どんなときもWifiから見ると、「無線ルーター」からの接続1台しか見えない為、機器を「無線ルーター」に接続する上では、事実上「どんなときもWifi」の6台制限を回避できるわけです。

ただし、「子機モード」を使うだけですと、DHCPサーバーが立っておらず固定IPの運用しかできません。(機器によるとは思います。)
ネットワークに詳しい人なら良いですが、初心者はお手上げですし、詳しくても面倒くさいのは嫌です。

そこで、子機モードとして使うルーターをWAN側として、
もう一台無線ルーターを用意しましょう。
図で表すとこんな感じです。

左から「どんなときもWifi」「無線ルーター(子機モード)」、
「無線ルーター(ルーターモード)」「繋げる機器たち」

つまり、構成をまとめると、

  • どんなときもWifiの電波を無線ルーター①(子機モード)で受け、有線化する
  • ルーター①の有線を、無線ルーター②で受ける
  • 無線ルーター②はルーターモードで運用し、こちらのルーターに実際に使う機器を接続する(有線機器、無線機器どちらも可)
  • Enjoy!

有線化に使用したルーター

私は今回、環境構築に下記無線ルーターを使用し、
家庭用にLANを張り巡らせることに成功しました。

  • 無線ルーター①(子機モード):Aterm WG1200HP3
  • 無線ルーター②(ルーターモード):Aterm WG1200HS

無線ルーター①は、
必ず「子機モード」の機能があるものを使用してください。
そもそもの今回の話のキモである、どんなときもWifiの有線化が出来なければお話になりません。

心配でしたら、私が今回選んだ「Aterm 1200HP3」ならば必ずできます。

無線ルーター②は、
正直どんなものを使用しても構いません。「ルーターモード」が無い無線ルーターは存在しません。
私は、たまたま持っていた古いルーターが「Aterm1200HS」だったので、使用しているだけです。

無線ルーター①と同じ 「Aterm 1200HP3」 を2台用意しても同じことが出来ます。

スピードテスト

スピードテストの結果は別記事にまとめました。
当初の想定を裏切り、有線化することによって私の環境ではネットが高速化しました。
詳細は下記をご覧ください。

決して安くない無線ルーターを2台用意しないといけないので費用は掛かりますが、
たくさんの機器を同時につなぐことが出来て、いちいち切り替える手間が不要になりました。
これは運用のストレスがだいぶ軽減されますよ。

構成するときの注意点

無線ルーター①(子機モード)

  • 無線ルーター②(ルーターモード) との結線は、「LAN」と書かれた端子に接続してください。
  • 子機モードとしての設定方法は、下記を参照してください。
    http://www.aterm.jp/function/wf1200hp/guide/converter.html
    ※上記ページで「親機」と言っているものが、「どんなときもWifi」に相当します。
  • こちらの機器のWifiは、どんなときもWifiとだけ繋ぎます。
    5GHzは使わないので、止めてしまって構いません。
    むしろ止めた方が、電波の混信を防げます。
  • 一度子機モードに設定すると、「管理Web」に入るのにコツが要ります。
    よろしければ、下記に入り方をまとめましたので、参考にしてみてください。

無線ルーター②(ルーターモード)

  • 無線ルーター①との結線は、こちらは「WAN」と書かれた端子に挿して下さい。
  • こちらのLAN端子には、実際に使いたい機器を挿して下さい。
  • 家に固定して使いたい機器は、こちらのルーターに接続してください。
    持ち歩く可能性のある機器は、どんなときもWifiに直接つないでおくと便利です。
  • もし全ての機器が5GHzに対応しているのであれば、こちらの「2.4GHz」の電波停止することで、無線ルーター①とどんなときもWifiの通信が早くなることが期待できます。

知っておくと便利なコマンド(コマンドプロンプト用)

ipconfig /all

自分のPCのIPアドレスを調べるのに重宝します。

また、
「ipconfig /release」
「ipconfig /renew」
と打つことで、ipアドレスの再割り当てをルーターに要求することができます。

arp -a

ネットワークに接続している機器のIPアドレスを調べることができます。
ルーターのIPを調べたいときなんかにどうぞ。

こんな感じにネットワークに接続している機器がわかります

下記が良くまとまっていて参考になります。

社内LANのIPやホスト名を一覧表示させる
  arp -a コマンドプロンプトを使った方法その1 ネットワークを知るにはこれが速度もよく手っ取…

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コメント

  1. どこでも有線 より:

    無線ルーター①(子機モード):Aterm WG1200HP3を早速購入して子機モード設定をしたら管理WEBが見当たらない・・・どこでもWIFIのDHCPは192.168.43.107から始まるのですね。また、NECのWEBで総当たりスクリプトがあり管理WEBを発見し、WIFI5Gを停止できました。とても有効などこでもWIFI有線情報有難うございました。

    • へりお より:

      >どこでも有線さん
      お役に立ったようで何よりです。
      色々説明不足だったようで申し訳ありません。
      しかし、モバイルWifiと言えど、家で使う場合には有線を活かしたいですよね~!

  2. あ~ より:

    私も今月いっぱいでWimaxを卒業し、来月からどこでもWifiにすべく、色々準備・検討しているところです。
    どんなときもwifiでは単純には有線LANが使えませんが、ルータの子機モードや、wifi中継器を使って有線接続が出来るはずとは思っていました。
    しかし実際にwimaxからのwifiで、余っていたバッファローのルータに接続して試してはいるのですが、子機を設定した後の設定で行き詰っていました。
    一筋の光が見えたようで、大変参考にさせて頂きました。
    それにしても、ルータの機能は各社で呼び方が異なるので、私を含め、初心者は混乱しますね。
    では、今後も役に立つ記事を楽しみにしております。

    • へりお より:

      >あ~ さん
      お役に立てたようで何よりです。
      実は、私も色々試行錯誤を経てこの記事の内容にたどり着きました。
      本当はルーター2台体制という、一見複雑な構造にはしたくなかったのですが、
      いろいろ試した結果、下手に1台で全てをこなすより、2台のほうが結果的に構造がシンプルであるという結論に至ったものです。
      一度有線にできてしまえば、自由度は大幅に広がるので頑張ってください!