どんなときもWifiを有線化しました
皆さん御存知の通り、「どんなときもWifi」はとても良いサービスです。
スピードはそれなりに出るし、値段は安いし、明朗会計。
一人暮らしであれば、ネット回線はこれ1つで良いと言っても過言ではありません。
とはいえ、問題がまったくないわけではなく、同時接続数が5台までという制限があります。
これに関して、私なりに練った対応策は、下の記事となります。
さて、有線化によって「どんな時もWifi」の接続制限から実質的に開放されたのですが、
そうなると速度への影響が気になります。
というわけで、この構成が速度にどの程度影響を与えるのか、調べてみました。
回線速度計測結果
※計測結果の画像はスペースを取るのでページ末尾に載せています。
まずは計測結果です。次の表のようになりました。
正直、「ホントかよ・・・」という結果になって若干戸惑っています。
「どんなときもWifi」直結
試行 | レイテンシ[ms] | ダウンロード[Mbps] | アップロード[Mbps] |
1 | 57.2 | 15.7 | 16.6 |
2 | 56.2 | 17.6 | 17.5 |
3 | 63.2 | 12.1 | 10.9 |
4 | 59.3 | 13.1 | 17.3 |
5 | 53.3 | 15.6 | 17.8 |
平均 | 57.84 | 14.82 | 16.02 |
「どんなときもWifi」有線化
試行 | レイテンシ[ms] | ダウンロード[Mbps] | アップロード[Mbps] |
1 | 52.2 | 18.7 | 19.9 |
2 | 57.5 | 27.7 | 16.6 |
3 | 57.3 | 24.1 | 17.2 |
4 | 47.0 | 26.1 | 19.4 |
5 | 51.3 | 36.0 | 18.4 |
平均 | 53.06 | 26.52 | 18.3 |
スピードテストはAndroidアプリの「Fing」を使いました。
回線名が分かるので便利なのです。
今回は全て「SoftBank」回線を使用しているようですね。
(それ以外の回線を使っているところを見たことがありませんが)
計測結果の「まとめ」と「感想」
まず、計測結果から言えることです。
- 「レイテンシ」は、有線化したほうが高速
- 「ダウンロード速度」は、有線化したほうが高速
- 「アップロード速度」は、有線化したほうが高速
この結果を見たとき、理解できず途方に暮れました。
普通は間に工程が入って、それで全体の速度が向上するなんてことがあり得ないからです。
とくに「ダウンロード速度」については、 明らかに速度が上がっています。
5回の試行はまだまだ少なすぎるとは思いますが、
それでも今回たまたまそんな結果になったと言うには、結果が顕著に出過ぎだと感じます。
しかし、傾向としてはたしかに出ているので、なにか理由があるのでしょう。
気になるのは「どんなときもWifi D1」端末に接続されている端末の数です。
ここからは完全に私の推測ですが・・・、
普通は、間にルーターが入ると、ルーターの処理分速度が遅くなります。
今回の場合は下記のようなルーターが2台も入っています。
つまり、有線化するとその分速度が遅くなると考えられます。
しかし、もし
「回線接続数が増えると、どんなときもWifi D1の処理速度が不足する」ならば・・・?
そして
「間に入ったルーターの処理速度」が、ほとんど0時間と言えるほどに高速ならば・・・?」
「直接どんなときもWifi」接続のときは、スマホとルーターで2台分接続されており、
「有線化したとき」の接続には、すべての情報がルーターから来るので1台分です。
有線化時には同時接続数が減るので、「どんなときもWifi D1」の処理に余裕ができ、
D1は余った処理スピードを基地局との通信スピード向上に回せて、
結果的にインターネット回線の速度がアップする・・・! のかもしれません。
もしかしたら5台の接続制限は、本当にD1の処理能力の限界を考えたものだということだったのかもしれません。
ただし、この仮設が正しいのであれば、
古いルーターを使った場合、この結果は逆転する恐れがあります。
私のつかっているルーターは、結構新しいものです。
また、NECのルーターは有線接続に定評があり、無線接続部も「どんなときもWifi D1」よりも明らかに良い処理が入っています。(MIMOなど)
ルーターの処理が十分に早い可能性は、十分にあります。
いずれにせよ、環境に依存する要素が強すぎます。
もし誰か試された方がいれば、コメント欄等で教えて下さい。
計測環境は、下記記事を参考にしてください。
【参考】計測結果の画像



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