はじめに
私はどんなときもWifiを有線化してインターネット生活を楽しんできます。
ときどきどんなときもWifiの通信制限がかかることもありますが私は元気です。
さて、私が使っているNECの「WG1200HP3」を使い、どんなときもWifiを有線化することができたわけなのですが、子機の設定が分かりづらいとの声がありましたので、今回記事化することにしました。
なお、「どんなときもWifi有線化」目的ではなく、至って普通に子機モードの設定方法を知りたい方は、下記公式サイトが分かりやすいです。
「WG1200HP3」を初期化します。
こういった作業を行う際には、まず機器を初期化するのがお約束です。面倒くさくてもしておくものです。
私も今回の記事を書くにあたって初期化し直しました。
因みに公式の説明資料はこちらになります。
- 「WG1200HP3」の電源を抜きます。
- スイッチを「RT」に切り替えてから電源を挿し、1分放置します。
起動が安定します。 - 本体裏面下部に「RESET」の穴があります。この奥にリセットスイッチがあります。
クリップを伸ばした棒などでスイッチを押し続けると、Powerランプが赤点滅しだします。 - 「RESET」スイッチを離します。「POWER」ランプの赤点滅は継続しています。
- 電源ケーブルを抜き、10秒ほどしたら、再び挿します。
- 初期化が完了しています。
なお、「RT」モードで起動します。
モードを「CNV」モードにします。
電源を一度抜き10秒ほど待ちます。
本体のスイッチを「CNV」にします。
電源ケーブルを挿して、電源を入れます。
これで「WG1200HP3」は、親機と無線通信できるモードになりました。
「WG1200HP3」を「どんなときもWifi」に接続する
ここからはPCで操作を行います。
「PCのLANポート」と「WG1200HP3」のLANポート(WANではない)を、ケーブルで繋げてください。
「WG1200HP3」を「強制DHCPモード」で起動する
さて、このモードの厄介なところは、設定画面を開くのが非常に面倒くさくなるということです。
まあ、「中継機モード」が自分のルーターとしての存在を隠して親機(どんなときもWifi)と通信させるモードであるので当然ではあるのですが、そのまま隠れられていると設定するためにアクセスすることすら出来ません。
幸いにもNECのルーターの「強制DHCPモード」では(比較的)簡単に中継機モードにアクセスできます。
そこでその機能を使い、「WG1200HP3」にネットワークの表舞台に出て来て頂きましょう。
- 「WG1200HP3」の電源を抜きます。10秒ほど放置してください。
- 「WG1200HP3」の電源を挿します。「POWER」ランプが緑色に光ります。
- 1秒しないくらいで、「らくらくスタート」ボタン(茶色)を長押ししてください。
離してはいけません。 - 「CONVERTER」ランプがチカチカと緑点滅したら成功です。
「らくらくスタート」ボタンを離してください。
これで、強制DHCPモードで起動し、アクセスできるようになりました。
ただ、ちょっとコツが要るので、下記記事にもまとめてあります。
クイック設定Webを開きます。
さて、パソコンでWebブラウザを開いてください。
「chrome」でも「safari」でも何でも良いです。
開いたら、下記URLに移動してください。どちらかでクイック設定Web画面が表示されるはずです。(私の環境では、2番めのURLで開きました。)
http://192.168.1.245/
http://192.168.1.245/login_main.html

最初の手順通りに初期化していれば、「ユーザー名」はadminのはずです。
「パスワード」は「WG1200HP3」の背面に記載されているので、それを入力します。
下にあるログインボタンを押すと、設定画面(クイック設定Web)にログインすることが出来ます。

基本設定
基本設定をクリックしてください。基本設定画面に移動します。

親機と子機の電波の周波数を選択することが出来ますので、次のように設定します。

- 親機:2.4GHz有線
- 中継機(本商品) 2.4GHz:使用しない
- 中継機(本商品) 5GHz:使用しない
親機2.4GHz優先とします。子機に対しては本商品から電波を出す必要が無いので、無効にしてしまいましょう。
画面下の「設定」ボタンを押すと、再起動するか聞かれますが、ここは「後で再起動する」を選びます。
まだ設定項目が残っています。

左下の「ホーム」を押して、元の画面に戻ってください。
WIFI接続先設定
「親機との接続設定」をクリックしてください。
「Wi-Fi接続先設定」画面に移動します。


まずはここで、「アクセスポイント検索」ボタンを押します。また画面が変わります。

アクセスポイント検索が行われます。
ここで、お持ちのどんなときもWifiを見つけてください。
どんなときもWifi本体に書いてある「SSID」をリストの中から見つけ出す作業です。
見つかったら、その左に丸があるので、クリックして選択し、画面下方の選択ボタンを押します。
元の画面に戻ります。

「暗号化モード」は「WPA2-PSK(AES)」を選択してください。
「暗号化キー」も、どんなときもWifi本体に記載されています。
ここは直打ちなので、絶対に間違えないように入力してください。
失敗するともう一度入り直すのが面倒くさいです。
全て設定が終わると、下記のようになると思います。
暗号化キーは見せられませんが(笑)

設定を押すと、「どんなときもWifi」を接続をテストしてくれます。

問題なければ再起動が始まります。
これは終わるまで放置してください。

再起動が終わったら、電源を切っても設定が保存されているので、本来の設置場所に持っていき、設置し、もう一台のルーターにつなげるなどしてください。
コメント
詳しいご説明、参考にさせて頂てます。
とても助かってます!
ありがとうございます。
私が所有してるWiFiルーターが古いせいか、
U2s(私はMUGENwifiなんですけど)のSSIDを認識しませんでした。
そこでWG1200HP3を購入しようと思ったのですが、
子機専用で使うならもっと小さなものとエレコムWRH-300BK3-Sで検索してましたら、
またココにHITしました!
とても詳しいのだなと関心してます。
U2s(無線)→WRH-300BK3-S(有線)→所持してる無線ルーター
で出来ないか、ご存知でしたら教えて頂けないかと連絡した次第でございます。
不躾ではございますが、ご教授宜しくお願い致します。
エレコムのWRH-300BK3-Sですか、懐かしいですね。実は現在手元にないので想像になります。
まず、スペック上はSSIDの認識はすると思います。U2sは私のD1とスペック上は変わらないそうなので、無線が「11nの2.4GHz」の対応となります。
これは「WRH-300BK」も対応しているので、子機モードでも動作すると思います。
ただ、私が試せていないので動作すると断言できないのと、彼は熱くなりやすく結構フリーズする感覚があります(私の個体だけかもですが)。
ホテルWifi としてなら良いですが、常用する場合は上級者向けかもしれません。
ただ安いので、とりあえず試すというのもアリかと思います。
すいません、上記のように書きましたがよく見ると推奨接続台数が2台ですね。
無線の場合のボトルネックがメインだと思いますが、こういった場合全体的なルーターの処理速度がそれくらいを基準に設計されていると思うので、今回のような複数台の機器の通信を賄わせるのは辛いかもしれません。
ご返答ありがとうごさいます!
ご意見を参考にしまして、
万全を期す為にもWG1200HP3を購入する事にしたのですが、
最近入荷待ちが増加傾向にありましてココの影響だったりして(笑)
無事入手する事ができ、
ご説明の通り1つ1つやっていきましたらスムーズに出来ました!
2台目のルーターは5年以上古い某水牛ですが問題なく使えました。
丁寧なご説明に感謝致します。
本当にありがとうございました!
ちゃんと動作したようでおめでとうございます。
2台目のルーターはどんなものでも動作すると確信していましたが、こうした報告を頂けると安心します。ありがとうございます。
1台めのルーターについては、子機モードのときに動かしているネットワーク機能がメーカ毎に違いがあるのか確証が得られず、機器固定で記事にするしかなかったのです。
入荷待ちについては、さすがに「モバイルWifiの有線化」と言う需要自体がニッチなのでこの記事の影響では無いと思いますが、この記事が役に立ったと言ってもらえて嬉しいです!