「Ryzen7 3700X」への換装で苦労した点(MSI X470Gaming Pro)

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Ryzen5 2600X・・・休めっ!

私は趣味の一環として自作PCを作っているところもありますが、必要性が出てきたら必要なパーツを更新する派閥です。
ですので、ハードの交換は数年に一度程度の周期となり、トータルで安く運営することには成功していると思います。

なお、前回はマザボもろとも「Ryzen5 2600X」に換装を行ったわけです。

さて、PCでゲームもしますが、そんなにマシンパワーを必要としていたわけではないので、「Ryzen5 2600X」の性能には満足をしていたのですが、最近安穏としていられない状況となってきました。

動画編集に手を出し始めたのですが、CPUのスピードがボトルネックになっていると感じることが多くなってきたのです。
そんなわけで、昨年CPUを新しくしたばかりですが、今年もCPUのアップグレードをしてやろうと思ったわけです。

動画編集には高性能なCPUが必要であるという言い訳

そもそも動画編集といってもさほど複雑なことをするわけではなくて、不要部分をカットしてエンコードし直す内容がメインなのですが、動画の内容が結構長いことが多く、エンコードにやたら時間がかかります。

理想的には寝る前にエンコードをセットしておくと、起きたら終わっているのが理想ですが、9時間くらいの動画となると、起きるとエンコードが終わっていません。

これが、一発で終わるのであれば受け入れもしますが、この長さの動画になると結構な確率でエンコードが停止しています。

つよつよだけど時々止まるvegasちゃん

私が使用している動画編集ソフトはsonyの「vegas17」で、機能面では世界最高レベルかつ、セール時であれば超お安いという最高のソフトなのですが、動作の安定感だけがイマイチなんですよね。

ネットで情報を調べたところ、どうやら一瞬CPUが100%になった時にフリーズが発生しやすいという声が多いです。
ということは、CPUを余裕のあるスペックにすれば、この現象の発生は起こりにくくなるということに違いありません。

あと、Ryzenは第2世代から第3世代に移行するに当たって、エンコードの速度向上に力を入れています。
バス幅で言えば単純に2倍の性能なので、私の目的の動画エンコードであれば、それはもう圧倒的な性能向上が見込めるでしょう。

つまり逆に言うと、マシンの高速化によって、以下の効果が期待できるわけです。

・動画のエンコードが早くなる。
 (エンコード時間が75%位になることを期待しても良いかも!)
・動画のエンコードが途中で止まりにくくなる
・単純に私が幸せになる

なお、最後の「私が幸せになる」というのは、前回の記事でメニーコアの使用率グラフを幸せに換算したネタです。

あぁっ・・・CPUのこの余裕感!(換装後)

換装前と換装後のパーツ

ここで整理のために、換装前と換装後のPCパーツを整理しておきます。
とはいっても変更されるのはCPUだけですので、そのほかのパーツは据え置きとなります。

換装前換装後パーツの感想
CPUAMD Ryzen5 2600XAMD Ryzen7 3700Xふつう→つよつよ
メモリコルセア PC4-21300 (DDR4-2666)
CMK16GX4M2A2666C16
よわよわ
マザーボードMSI(エムエスアイ) X470 GAMING PROふつう
システムドライブ
(C:)
SanDisk SSD UltraII 240GB 2.5インチ
SDSSDHII-240G-J26
ちょいよわ
グラフィックボード
Geforce GTX980
ふつう

パーツの感想は完全に私のイメージなので、批判は受け付けておりません。
「Ryzen9 3900Xとか、スリッパ(Threadripper)はどうなるんだ!」という声が聞こえてきそうですが、あのへんは「GOD」クラスです。人は神に触れてはいけないのです。(コスパ的に)

Ryzenのコスパの良さが取り沙汰されているのと、
Ryzenは次からCPUソケットの形状が変わるということで、現状のマザーボードで取り付けられる(コスパ的に)最高の構成にしてやろうと思いました。

AMD Ryzen7 3700X

このCPUを選んだのは完全にコスパです。
値段的には39000円くらいの中堅CPUです

この一つ上に3800XというCPUがあり、46,000円くらいの値段がするのですが、3700Xと比べて性能の違いがほとんどありません。
オーバークロック耐性が良くなっているという話もありますが、私は基本的に定格運用をするつもりなので、ほぼ意味がありません。

また先述の通り、これ以上のCPUは私の中で「GOD」クラスに分類されるため、恐れ多くて手が出せるものではありません。

Ryzen3800X Amazonでは46,728円でした。
ちょっときついかな・・・。

ちなみに、第3世代Ryzenの周波数とコア数を基準に雑なプロットすると、次のようになります。
周波数の限界が近いため、コア数で殴りに来ていますね。

4コア
8スレッド
6コア
12スレッド
8コア
16スレッド
12コア
24スレッド
16コア
32スレッド
3.9[GHz]Ryzen3
3300X
15000円
Ryzen7
3800X
46,000円
Ryzen9
3900X
56,000円
3.6[GHz]Ryzen5
3600
25,000円
Ryzen7
3700X
39,000円
Ryzen9
3950X
82,000円
第3世代Ryzen プロット表  縦軸は基本周波数、横軸はコア数です。価格はAmazon基準(2020/9/5)です。
ラインナップ的に、CPUコア数で殴ろうとしているのがよくわかります。

BIOSの更新

さて、マザーボードは交換しないで、CPUだけを交換するつもりなのですが、実はRyzen2とRyzen3の世代間には見過ごせない壁が眠っています。

なんと、CPUは刺さるのに、マザーボードから認識しない可能性があります。
というか、私の持っている「MSI(エムエスアイ) X470 GAMING PRO」は認識しません。

しかしながらご安心を。
BIOSさえ更新すれば、このマザーボードでも第三世代Ryzenを認識するようになるのです!

・・・ただ、第2世代のRyzenを認識しなくなりますけどね。

私は以下のMSIの公式のBIOS「7B79v1F」を使用しました。

対応項目 X470 GAMING PRO | Motherboard - The world leader in motherboard design | エムエスアイコンピュータージャパン

このファイルをUSBメモリにコピーして、
PC起動時に「Del」キーの連打でBIOS画面に入り、
USBメモリを刺し、
「M-Flash」を選択して、ファイルを選択すれば、勝手にアップデートが完了します。

便利な世の中になりましたね。

そして、このあとPCが起動しなくなるので、「Ryzen7 3700X」にCPUを載せ替えました。

CPUクーラーがとりつかない

さて、私はこれまで「Ryzen5 2600X」のCPUクーラーを使用してきましたが、これはマザーボードのバックプレートにネジ止めするタイプの、古いタイプのクーラーでした。
しかし「Ryzen7 3700X」のクーラーはマザーボードのマウントブラケットにワンタッチで止めることができるタイプの優れものです。

優れものなのですが、昨年の私は何をとち狂ったか、マザーボードのマウントブラケットを捨ててしまっております。
このままではCPUクーラーを取り付けることができません。
なんてこった。

幸いにも以前つけていた方の「Ryzen5 2600X」のCPUクーラーは取り付くので、とりあえずこちらを装着しておくことにしました。

しかし、廃熱が間に合ってないのか、エンコード時にCPUがクロックダウンしている感が凄いです。
性能が発揮できていません。

仕方が無いので、マウントブラケットは注文中です。
早く来てくれることを祈るばかりです。

ハードディスクが認識しない

なぜか、CPUを交換して初回起動時にHDDの一つが認識しなくなりました。
Windowsからは「フォーマットしろ」とまで言われる始末。

しかし、再起動したら普通に認識しました、何だったんだ・・・。
Windows10の方で、AHCIドライバの読み込みでも間に合っていなかったのだろうか・・・。

まあ、直ったので良しとします。

換装の効果

換装の結果、明らかに体感できるレベルで早くなりました。

Windows10の起動時間が半分くらいになりました。

アプリの切り替えが瞬時に切り替わるようになりました。
これまでも十分速い動作でしたが、速度アップすると実感できるものですね。

そして肝心の動画ですが、今のところ2回ほど変換していますが、フリーズしておりません!

これは明らかにCPUがシステム全体の足を引っ張っていたようですね。
私と同じような構成の人は、CPUを変えるとPCの体感速度が向上するかも知れませんよ。

今後、CPUクーラーを交換して、最大の性能が発揮できるようにしてやりたいと思います。

追記 CPUクーラーがつきました

上に書いたとおり、これまで「Ryzen5 2700X」のCPUクーラーを無理矢理付けていたのですが、明らかにクロックダウンが発生しておりました。

しかし、やっとCPUクーラーのマウントが到着したので、試しに付けてみました。

効果は絶大です。

これまで、最大でも3.9GHzまでしか上がらなかったクロックが、
4.2GHzまで向上するようになりました。

また、温度の方も86℃→56℃と冷え冷えです。(無負荷時)
心なしか、この追記もスムースに執筆できている気がします。

かなり大きく体感での動作スピードが変わるので、私と同じような構成の人は積極的にCPU交換を試してみてもらいたいですね。

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