トラリピの仕組みをわかりやすく解説する

トラリピ
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「トラリピの仕組み」について

私が運用しているトラリピという商品について、初めての人がいきなり触れると分かりにくい部分があると思い、解説することにしました。

下記3点を理解して貰えると、トラリピという商品がどんなものかわかると思います。

  • 儲かる仕組み
  • レバレッジ
  • 損失が出る条件

なお、トラリピについてさらに詳しく知りたい場合、
トラリピの口座開設をするだけで「トラリピの教科書」なる、普通に本屋で販売している冊子が、無料で送付されて来ます。
この本は、トラリピの入門書として分かりやすいので、始めるかどうかの検討の役に立つと思います。
下記バナーからトラリピのページ(マネースクエア様)に行けるので、よろしければご利用ください。

マネースクエア

一応、下記の通りAmazonなどで販売もされていますが、口座の作成・維持に手数料は全くかからないので、わざわざ買う必要は無いかと思います。

トラリピが儲ける仕組み

トラリピは、外貨を自動で購入・売買をするシステムです。

ただし、最近のトレンドである、
「AIが現在の値段の水準を検知して、自動で安値の時に売り、高値の時に買って儲けを出す」
・・・といったシステムではありません!!!

そのあたりを説明していきます。

【前提】FXでの儲けの出し方について

トラリピは外貨(米ドルなど)を購入するFX商品の一種なので、まず前提となるFXの取引について説明します。
分かる方は、読み飛ばしてください。

ある時、1ドルが100円だったとします。(2013年頃ですね)
この時、あなたは1000円をドルに変えたとします。当然、10ドル買えますね。
その後、1ドルが150円になったので、手持ちのドルを全部売却しました。
すると、10ドル分が1500円で売れました。
1000円の元手が1500円になり500円儲かったので、ハッピーになります。

これが超基本的なFXでの儲け方です。
今の取引を図にすると、下記のようになります。

※実際に150円になることは近年考えづらいです

※注意するべき点としては
これの逆に、1ドルが100円から50円になった時に売ると500円で売れますので、損をします。

さて、ここで儲かったあなたは味をしめて、「USD/JPYが100円になったら買って」
「USD/JPYが150円になったら売る」 ということを繰り返して儲けを出すわけです。
が、人力で作業していると面倒くさくなって、これなら機械でできるんじゃないか…?自動でやってくれないかな…。
と思いはじめるわけですね。

つまり、あらかじめ決めた値段で、買いと売りを繰り返す。
それが「ループイフダン」の考え方です。

あなたが決めた安値では自動で購入し、高値では自動で売ります。
なお、トラリピになるにはここからさらに進化が必要です。
(ただし、進化したから常に優れているというわけではないです。)

「ループイフダン」は、アイネット証券さんやひまわり証券さんで扱ってますね。

トラリピの考え方

さて、先ほどのループイフダンの考え方では、一点問題がありました。

実は、最近「USD/JPY」が売却価格の150円になることはほとんどなかったのです!
130円くらいまでは上がりましたが、そのあと下がってしまったので、売ってくれず利益になりませんでした。

「なんてこった…130円で売っておけば…300円の儲けになったのに…。これだから機械はダメなんだ。」
と後悔しても後の祭り。
と言うより悪いのは自分で、機械は設定したとおりに動いただけです。

ここで昔の頭のいい人が、
「そうだ、50円の値上がりではなく、10円の値上がりで売ってしまおう。
さらに、買う値段がいくらでもこの設定が動くように、購入の注文をいろんな値段に敷き詰めてやろう。こうしたらそれなりに高い値段で機械が勝手に売ってくれる。」
と思ったのかは定かではありませんが、これを図示すると下記のようになります。

最初の山で「100円→110円」「110円→120円」「120円→130円」と3分割になっていますが、この部分での儲けは300円となっており、もともとの問題である
「なんてこった…130円で売っておけば…。 300円の儲けになったのに… 。
機械任せなのに、これが見事にクリアされているのがわかります。

さらにその後値段がいったん下がったところでも購入しており、追加で200円の儲けも出しています。

この例では、1ドルのレートが150円に到達していませんので、最初の考えのままでは、儲けは0円のままでした。

つまり、「売買」の幅を細かく何本も敷き詰めることで、
「レートが動くこと」そのものを「儲け」に変える。これがトラリピの考え方です。

【参考】トラリピの扱い商品が外貨(FX)である理由

さて、上記でやっていることは「安値で買って、高値で売れば儲かる」という話なのですが、
これは外貨ではなく、ほかの商品でやっても同じではないかと思われた方も居るかと思います。

実はこのあたりに、トラリピが扱う商品が外貨(FX)である理由があります。

値段を決め打ちする関係上、
「通貨のレートがどんどん上がってばかりでも、どんどん下がってばかりでも、」
繰り返しの売買にならず、利益に繋がりません。
この戦略をとるには、ある程度の幅で通貨のレートが行ったり来たりすることが望ましいのです。

実は、外貨(FX)はこの条件にぴったりと合っています。
通貨レートは、どちらか一方の価値が安くなったとしても、そうなるとその国の競争力が向上するため、結果的に元の値段に戻るような圧力が働きやすいのです。

もちろん長期的にだんだんずれていくこともありますが、ほかの商品と比べてレンジ相場となる条件が整っているため、上記考え方を適用しやすいと言えるでしょう。

レバレッジについて

さて、外貨(FX)ですが、実は上記で説明した際の例のような10円レベルでの値動きは、そうそうあるものではありません。
そこで、証券会社にお金を預け、本来買えないレベルの量の外貨を購入する手法が編み出されました。
これがレバレッジです。

FXをするうえで、レバレッジがかかっていない商品はありません。
レバレッジが無い商品は、外貨預金という名前になりますね。

例えば、本来であれば、1ドルを売って、1円しか儲けがない場合でも、100ドルを売れば100円になります。
レバレッジをかければ、100ドルを買うお金がなかったとしても、それ以上の外貨を買うことが出来るのです。

FXに危ないイメージを持たれている方も多いと思いますが、FXそのものが危ないというわけではなく、このレバレッジを大きく掛けた取引をすることが危ないのです。

このレバレッジのおかげで、我らは大きな利益を手にすることが出来るのですが、
同時に大きな損害につながる場合もあります…。
「トラリピが損失を出す条件」で説明します。

トラリピが損失を出す条件

さて、これまでは、通貨レートが想定通りに儲けの出る方向に動いていった場合について考えていましたが、逆に動いていった場合はどうなるでしょう?

つまり、1ドルを100円で買った後、1ドルが50円になってしまったような場合です。

レバレッジがかかっていないのであれば、気にせず待っていればよいのですが、レバレッジがかかっているFXでは、ちょっと勝手が違ってきます。

例えば通常、本来10000円で買っていたものが、半値の5000円になっても、まだ残り5000円の価値があります。とても分かりやすい。

しかし、レバレッジをかけていると、1000円を使って10000円の物を買うことが出来るわけです。
もしこれで、15000円になるなら売ればよいです。5000円の儲けです。
しかし、10000円の物が5000円になってしまったらどうでしょうか。5000円の損です。

この時、上がってくるまで待ちたいと思うのは当然のことなのですが、単純に待っているわけにはいきません。ロスカットという制度があるからです。

ロスカットについて

日本の証券会社は法律で決まっているため、「ロスカット」なる制度を導入しています。

これは、過去FXのレバレッジを効かせた取引において、
現在の損失が預けているお金を超えそうになったら、その時点で持っている商品を全部売ってしまう、という制度です。
借金を抱える危険がある場合、その前に強制的に損切(あきらめさせる)ような制度です。
※どのレベルでこれが発動するか、は証券会社によって異なります。

これが発動すると、証券会社による程度の差はあれ、確実に元手の9割は吹っ飛びます。
いかに、このロスカットを起こさないようにするか、これがトラリピの最大の注意点です。

対策は簡単で、十分な資金を入れて、損失が預入額を超えないようにすることです。
つまり、維持率をいかに高く保つかこれが最大のカギとなります。

トラリピのロスカット条件

逆に言えば、十分な維持率を維持し続けることが出来ていれば、
トラリピはあなたのためにお金を稼ぎ続けてくれるでしょう。
そして、ロスカットさえ起こさなければ、その利益が口座に入金されるため維持率が上がり、どんどんロスカットしにくくなっていきます。

ですので、トラリピは十分なお金がある人にはおすすめですが、数万円しかないのに始めると痛い目にあうでしょう。
30万円くらいあれば、始めることを検討しても良いと思います。
これは今後別記事で書こうと思います。

先に書いたようなリスクはありますが、十分な余裕をもって始めれば、安全に進めても年利10%という、普通の投資(年利5%前後)ではありえない利益にありつくことが出来るでしょう。

※なお、ここまで書いておいてあれですが、自分はもう少しリスクをとって儲けを増やす運用をしているので、注意ください。
自分は儲けを早く積み上げて、結果的にロスカットしにくくなることを目指します。

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